STEP7のプログラム表記方法としてはIEC61131-3で規定されている以下の5種類の表現をサポートしています。

①LD(Ladder Diagram)(SIMENS表記:LAD)
北米や日本で広く一般的に使用されているプログラムで、リレー回路の接点とコイルをラダー型(はしご)のプログラムで表現したものです。

②FBD(Fanction Block Diagram)(SIMENS表記:同様)
各機能のファンクションブロックを使用することにより、論理回路図(ロジック図)のイメージに近い形で表現する事ができるプログラムです。

③IL(Instruction List)(SIMENS表記:STL/STatment List)
ヨーロッパなどで広く普及している機械語、アセンブラに似た言語でSTEP7の前身STEP5で使用可能なSTLと同様のものです。スキャン時間の短縮や省メモリを必要とするときに適しています。

④ST(Structured Text)(SIMENS表記:SCL 要オプションソフト)
PASCAL に近い文法構造を持つプログラミング言語です。
高度な制御を行うときなどに適しています。

⑤SFC(Sequential Function Chart)(SIMENS表記:GRAPH 要オプションソフト)
シーケンス制御を行うのに適しています。要素、プログラム手順を図式的に表現し、実行順序を表示します。

注)④、⑤はSTEP7の他に各オプションソフトをインストールする必要があります。